ガムテープでナビのカバーの周りを養生します。どの辺にヘラを差し込めば良いか判らなかったので広い範囲に貼り付けてありますが、実際に養生が必要なのは奥の左右の角の各15〜20cm程度で充分でした。
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用意した道具は写真左より、ガムテープ、タオル、ヘラ、ステーキナイフ(ヘラの代わり)、スパナ2本、+ドライバー、−ドライバーです。スパナはカバーを外す際のテコの支点として使ったもので、スパナ本来の使い方はしてませんので、直径1cm程度の棒切れで代用できます。
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ヘラで開けた隙間に指をかけます。
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カバーの奥の角にヘラを差し込み、ダッシュボードとの間に隙間を作ります。
ヘラを差し込むのは、あくまで指をかける隙間を開ける為だけですので、
軽くこじるだけで充分です。決して強引にこじない事。
無理にこじるとカバーから出ているベロが折れるかもしれません。
ヘラが1本しか無い場合は、片側づつ順番にヘラで開いた隙間に割り箸等を差し込めば良いと思います。
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カバーが外れたらハザード等のスイッチに接続されているコネクタを外します。
各スイッチはロックされていますので、写真の赤い矢印部分を爪で押しながら引き抜きます。
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指をかけたら写真の赤い矢印の方向にカバーを引っ張ります。
取扱説明書ではカバーの上下を両手でつかむ写真が載っていますが、
私の場合、まず奥の左右両側に指をかけて手前に引っ張って奥側のクリップを外し、
次に両サイドを引っ張って横のクリップを外し、最後に両脇に指を差し込んで並行に手前に引っ張る様にし
て下の2個のクリップを外した方がやり易いと思いました。
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外したカバーを裏側から見たところです。
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カバーを外し終わった所です。下の縁に2個と左右両側の上寄りに各2個有る縦長の穴(計6個)がクリップの穴で、
上の縁に有る横長の2個穴が固定用のベロがささる穴です。
カーナビユニットは左右両側各2個、計4個のネジで固定されています。
(写真では向かって左側のネジはユニットの裏に隠れて写っていません)。
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カバーの左上に有るクリップ(赤い矢印)とベロがささる穴(緑の矢印)です。
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カバーを固定しているクリップの拡大で、これが計6個ついています。
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コネクターを外した所です。外したコネクターの間にTVデコーダーを接続します。
ケーブルが不用意にねじれない様、作業14を参考にしながら行ってください。
TVデコーダーを取り付ける所は同じピン数のコネクターは有りませんから間違って接続してしまう事は有りませんので心配は無用です。
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ユニットを固定している4個のネジを外し、ユニットを外します。
向かって左のネジはユニットとダッシュボードの間の狭い所に有りますので落とさない様注意して外します。
ネジが外れたらダッシュボードにタオル等をひいてからユニットを引き出し、
ダッシュボードの上へ裏返しで置きます。この時ユニットをフロントガラスに当てない様注意します。
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コネクタの接続が終わったらハーネスとTVデコーダーの収まりを整えます。
特にナビユニットの真裏が狭く、コネクタが縦になっているとダッシュボードに当ってしまい、
収まりません。
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コネクターを差し込む際は、ロックのツメを指の爪で押しながら差し込むと簡単に差し込めます。
コネクタはロックが「カチッ」と音がするまでしっかりと差し込みます。
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感想
取扱説明書に「取付は、一般の方で、約20〜30分程」と書いてありました。
私は写真撮影やその画像の確認等をしながらだったので、2時間近くかかりましたが、
やり方が判っていれば20〜30分で行える作業で、確かに「取り付けは簡単」でした。
苦労した点はカバーの外し方です。
取扱説明書がもう少し丁寧にカバーの固定の構造を説明していればもっと楽だったかな?と思います。
それと、動作確認はハザード等のコネクタを元通り接続してから行ってください。
『もし動かなかったらカバーを外すのが面倒だし、とりあえずハザード位無くても・・』と思い、
カバーを付けずに走ったら、ウインカーが動作しませんでした。
これでは完全に道交法違反(整備不良)です。ご注意を。
それでなくても、動作確認は、休日の学校の運動場等で行いましょう!
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TVデコーダー取り付け後、ナビユニットを元の位置に戻した所です。
ラベルのデザイナーが狙って設計したかどうか判りませが、
取り付けてみるとTVデコーダーのラベルがカメラ目線になっていました。
後は作業6で外したコネクタ2個を元通りに戻した後、カバーを元通り
に戻します。カバーは作業5と逆向きに軽く押し込み、上下左右をしっ
かり押さえます。
以上で作業は完了です。
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