テレビデコーダーの歴史と現状


一昔前まではカーナビゲーションが付いている車というのは結構珍しく 、 後付けのカーナビでさえ余り見かけませんでしたよね。と言う事は、 その当時は当然カーナビゲーションに関わる用品の市場と言うのも小さく、純正のカーナビテレビ用装置を求める声も、 それ程多くは無かったんです。

しかし小さいながらも市場は存在して、走行中でもテレビが映る様にしたい、という声は次第に高まって行った訳です。

このテレビデコーダー装置の始まりは、単なるハード的処理でない装置が作れないか?と言うのがきっかけで開発が始まった訳です。

この小さな製造元は、ホンダ車の純正カーナビにテレビが装備され始めた当初から開発を始め、 高価なマイクロプロセッサー等を使い他の会社が開発を断念した程難しいホンダのナビを制御し直し機能を生かしながら走行中にTV等の視聴やナビ操作を可能にした画期的な機能を持ったデコーダー装置の開発に成功し、 その後十年以上に渡って様々な製品を提供し続けてきました。

その当時はこのような装置の需要と言うのは今と比べると少なかった訳ですが、似た様な装置を作っている所も少なく、独自の技術でオリジナルの装置を多数開発し、 違いが理解してもらえる皆さんに支持され、期待と要望に確実に応えていった訳です。

その後カーナビが普及し始め自動車メーカーの純正カーナビを付けた車が増えてくると、同じ様な装置を作る会社が出て来始めました。

そこで問題になるのは、純正ナビに関するウェブサイトでも少し書きましたが、徐々に増えつつありましたが、 特に最近急速に純正カーナビが普及し装置の需要が増えてくると、走行中にテレビは映る様になるけれど、簡単なハード処理しただけのものや、 スイッチ等が付いたテレビ等を見ている間はナビ等が狂ってしまう装置や実際に純正ナビに取り付け検証しているか疑わしい用品等がカーショップやネット等で売られているという事なんです。

もちろんその全てが問題あるわけではないでしょうけれど、どれが問題でどれがそうでないというのがメーカーや販売者のほうでも分かりやすく表示していない訳ですから、これでは人々は困惑してしまいますよね。どこの誰が製造、販売しているのか等所在を明らかにしないような業者は問題があった時の対応方法や販売姿勢自体が疑わしいといわざるを得ません。

ここで紹介している装置の製造元も、以前は要望もあったためスイッチ付純正ナビに影響の出る物も作ってもいましたが、カーナビゲーショ ンがTV等を見ている間は狂ってしまうのでは、カーナビゲーションの意味がないという事で、 走行中は一部の装置をのぞき、純正の機能通り、ナビの操作は出来ませんが、TVは映り、 ナビが狂わない装置の開発一本に絞り今に至る訳です。

ところでなぜスイッチ付の装置があるのかと言うと、基本的にテレビを見っぱなしの状態では ナビが動かない事がある為、ノーマルの状態に復帰させる為に付いている訳です。これのメリットは、 走行中にテレビが映り場合によってはナビの操作も出来るという所です。(別売りの物を合わせる必要が有る場合もあります)

でも考えてみればもしナビが狂ってしまっていてGPS信号が届きづらい所だとしたら、いつま で経ってもナビが復帰しないので、いくらナビの操作が出来たとしても余り意味が無いと思う んですが、中にはナビは多少狂ってもいいからナビの操作もしたいと言う人もいるでしょうから、内容を知ってて買うのならいいと思います。

市販されている他の製品の中には、特定の車種のナビで走行中TV等を映るようにしてもナビ等 に影響がないという物もある様ですが、ナビ本体に本当に悪影響が無いようにきちんと設計開発され、実車に一定期間取り付け検証しているのか?製品自体の保証でなく純正ナビに影響が出た場合の保証はしているのか?等々 仕様等がどんどん変わり新しいカーナビが出る度に何がどうなっていて、この場合はこれと合わせないとダメとか、単純にコネクターの形状で付かないのがあるとか、 部品を追加する必要があるとか、良く調べず買ってみたら合わなかったとか、初心者にとっては意外とややこしかったりします。

とにかく安い物を探している人もいるでしょう、ボクも同じものを安く買えるなら基本的には安い方を選びます、 でも内容を知らずに安い物等を買って、取付けた後になって後悔している人がいるとしたら問題ですよね、 見た目も、内容の感じも似ているものが多いので、皆さんにはボクの所の純正ナビ用の情報用サイトや様々な別のサイト等を参考にして、 実際のショップ等で内容をよく調べたり、直接メーカー等に問い合わせてみたりして後悔しない判断をして欲しいと思います。(^^)

ボクがお薦めするテレビデコーダー装置の具体的な性能をご紹介すると、 見た目等は他の市販の製品に似ていますが中身の制御方法が少し違います。 まず全ての対応する車種に取付後もナビゲーションの現在地や車両情報等に支障がないと言うのが共通した特徴です。 この小さな装置は同時に様々な見えない処理をしている訳です。

制御の方法はそれぞれの車で多少異なりますが、車が走っているという信号をきちんと処理し、 普通は映らない映像をテレビデコーダー装置でナビゲーションのシステムコンピューターを制御し直すことで、 純正状態で止まっている時に見られる映像とは別の方法で映像を映し出している訳です。

その為カーナビや車に装備されている標準の機能は損なわれない訳です。 例えばボイスナビと呼ばれる音声案内機能や音声認識機能、メインテナンス情報等を教えてくれる車両情報表示機能、 リアカメラ付のバックモニター機能、ブラインドコーナーモニターと言われる車が曲がるときに死角を確認できる機能等は、 TVやDVD等の映像を走行中見ている間も正しく働いています、こういった便利な機能はどんどん追加されていく傾向にありますから支障の有無は大事です。 但し一部問題がある車種も確認されてますので確認して下さい。問題車種

さらには車種は限定されますが、上で説明した装置の走行中にTV映像等が映りナビが狂わ ない基本性能に加えて、走行中でもナビの情報検索やメニューモードの設定、 位置修正、目的地設定等の操作を可能にした装置も開発されました。

純正カーナビの機能は損なわれず、走行中にナビの操作が出来る具体的な車種は96年までのホンダスーパーレジェンドと02年5月以降のエルグランド(E51)が現在該当します。ボクが知る限りこれらの機能を可能にした装置は未だかつてまだ他でお目にかかった事はありません。その為価格は他の製品より若干高目ですが、長い目で見た時にきっとご満足頂ける製品です。 エルグランド用のTVデコーダー装置については販売元のFQAがありますのご覧になってみてください。エルグランドQ&A

なかなか文章や口では伝えづらいのですが、要は一見機能が同じに見える物でも、 テレビの制御を切断するだけのハード的処理をしただけの単純な製品等とは全く違うという事なんです。 この様な高機能なデコーダー装置なのですが、価格的には大手のカーショップで手に入る他の製品と殆ど変わりませんし、ものによっては安いくらいです。

なぜかは色々ありますが広告宣伝費等に殆ど費用を掛けてませんし、開発費等を抑える為一般の方にも御協力頂いてますし、流通や梱包の装飾がシンプルなのもあるかも知れません。

多少はテレビデコーダー装置と今の現状等についてご理解いただけたでしょうか?(^^)



トップへ戻る



HOME


Copyright MKワールドサプライズ  All rights reserved